世界一大きな授業

先週は、ブラウニーからレンジャーを対象に、「世界一大きな授業」を実施しました。

 

「世界一大きな授業」というのは、世界の教育の現状を、世界中で同時期に学んで、教育の大切さについて

学ぶイベントで、、NGOや学校などの団体が主催して、日本でも各地で授業が行われているそうです。

79団でも、今年初めて取り組んでみることになりました。

 

まずは、国が違えば、学校の様子や教育のしくみが違うことを、外国の写真を見ながら説明を聞いたり、

世界中でどれくらいの子どもが学校に通えていないか、そしてそれはなぜか?や、文字を読んだり書いたりできない人が、どれくらいいるのか、など教育に関するクイズをしました。

 

そして次に、もし自分が文字を読めなかったらどうなる?ということを疑似体験しました。

 

デバナガリ文字で「熱さまし」「栄養」「毒」と書かれた3本のペットボトルの中から、「熱さまし」を選ばなければなりません。

 

書いてあることが理解できないということを、どんな風に感じるのか、みんなで考えてみました。

「不安だった」、「困ってしまった」とか、識字が大切だということを学びました。

 

 

その次には、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんの国連スピーチを聞きました。

彼女の行動をみてどう感じたか、みんなで意見を共有しました。

 

後半は、少し内容が難しかったので、ジュニア、シニア、レンジャーで、教育支援に必要な費用について、

(なんと世界の軍事費8日分で、世界中の子どもが1年間学校に通える金額に相当するそうです…)学び、

日本がどんな風に、困っている国を支援しているのか、

また、私たちはどんなことができるか、考えて、みんなで話し合いました。

 

この授業の後にできる行動として、マララさんの"Raise your voise"という発言に倣って、

日本の途上国援助や教育支援について、国のリーダーに意見を伝える、ということがあるそうです。

 

ブラウニーには少し難しいかな、と少し心配でしたが、皆真剣に話を聞き、

自分たちにできることをたくさん考えてくれました。

追って年長部門で意見をまとめて、声を届けることができればいいと思っています。

 

**感想/できること**

・ お金やたべものを大切につかう。いっぱいべんきょうをして、わからない人に教えてあげられるようになる。    

  (ブラウニー)

・ ぼきんをする!きふをする!ベルマークをあつめる!むだづかいをしない!(ブラウニー)

・ よわいものいじめをやめる。日本のきょうかしょを、学校にいけないひとにおくってあげたい。

  今日きいたことを、だれかにはなす。(ブラウニー)

・ こまっている子どもたちが学校にあんしんしていけるように、トイレをつくったり、

  へやをきれいにそうじしてあげたい。 せんそうがおこらないように、くにをよくしたりしたい。

  マララさんのようにがんばりたいです。(ブラウニー)

・  軍事費の金額がすごいことにおどろいた。(ジュニア)

・  自分たちがぼきんをして、たくさんの国にとどける。学校にはたくさんのいいことがあるので、子どもを学校にかよわせてほしい。

・ 子ども新聞やSNSに意見をとうこうする。(ジュニア)

・ 私たちにできることがあるから、ほんのわずかでもいいからしえんしたい。(ジュニア)

 

他にもあげられないくらい、沢山の意見や感想が出てきました。

スカウトたちが一生懸命考えてくれたことを、少しでも形にできるように、これからリーダーで考えていきたいと思います。