12月8日にアワサンクスデイを行いました。
アワサンクスデイは、神奈川県連盟第79団独自の行事で、普段からお世話になっている人達に感謝を伝えようという日です。
今年は、かつて79団のスカウトで、現在は社会で活躍されている彩さんと麻耶さんのお話を伺いました。
お二人のお話は、ガールスカウトをやっていて、学んだこと・良かったこと・今の生活に活かせていることを軸に進められました。
はじめに、臨床心理士として働いている彩さんがお話してくださいました。
小さい時は人見知りであまり積極的な性格ではなかったそうですが、ガールスカウトの活動を行ううちに、たくさんの人たちと出会い、人と関わる楽しさを知り、人見知りがなくなり、全国レベルの活動にも積極的に参加できるようになったようです。「性格が激変した」と表現する彩さんは、ガールスカウトをやって自分には未知なる可能性があることを発見できたと振り返ります。
また彩さんのケア療法のひとつであるコラージュを体験しました。様々なカタログから好きな絵柄や写真を切り取って画用紙に貼り付けます。それぞれの個性が出たコラージュを見せ合いながら「みんな違ってみんな良い」ということを感じられました。
後半は、麻耶さんの旅のお話でした。ガールスカウトをシニア(中学生部門)からはじめた麻耶さんはガールスカウトで培われた力がじわじわと時間をかけて自分の実になっていると話します。
話の中心はアメリカ大陸を自転車で旅した経験を通して得た気付き。日本の常識が世界の常識ではないということや、夢はあってもなくても大丈夫というメッセージは、スカウトにとって世界を広げる機会になりました。
また、麻耶さんの旅のストーリーをまとめた本が出版されています。ガールスカウトの先輩が書いた本にスカウトたちは興味津々で、サイン会の列ができました。
https://jig-jig.com/published-book/jig-02/
こちらは麻耶さんのブログです。ぜひご覧ください。
最後に大人も子どもも「ガールスカウトをやってよかったこと」を共有する時間を持ちました。
多世代の交流ができること、
自分で考えて行動できるようになったこと、
などそれぞれがガールスカウト活動を振り返りました。
きっと、今のガールスカウト活動が、今回お話を伺ったお二人のように将来見えないところで一人一人を支えることになるでしょう。
集会の後はお昼を食べ、地元の駅でハンド・イン・ハンド募金の活動を行いました。
募金はUNICEFに寄付されます。