アワサンクスデイは79団独自の行事で、いつも私たちを支えてくれる人たちに感謝を伝える日です。今年は「ガールスカウトの歴史」をテーマに選びました。
自分たちが今活動できるのは、創始者ベーデン・ポウエル(B-P)など先人たちが活動を続け、世界に広めてくれたからではないでしょうか。
ガールスカウトが歩んできた122年もの歴史に感謝し歴史を語るうえで、ガールスカウトにとって大切なお家の存在があるのをご存じですか?
「ワールドセンター」と呼ばれるそのお家は、スイス・インド・イギリス・メキシコ・アフリカにあります。訪問や宿泊をしながら世界の仲間と交流する場所で、その国ならではのプログラムを体験することもできます。
近年コロナ禍の影響で世界に飛び出す機会も減ってしまいました。そこでワールドセンターがある国や活動しているスカウトのこと、お家ってどんなところ?を知る良い機会として、今回のアワサンクスデイで各部門がひとつの国を担当して調べることにしました。
ポイントラリー形式で5つのスタンプを集めます。パスポートのかわりにスタンプカードを持って、世界旅行のような気分でワールドセンターツアーに出発!
実際にいくつもワールドセンターを訪れて活動をしたHリーダーが、貴重なお話を聞かせてくれました。さらに現地で撮影した写真やグッズをたくさん貸し出してくださったおかげで、ワールドセンターのことをより深く知ることができました。
そして世界を拠点に活躍するIリーダーのお話を聞きながら、いつか自分もリーダーのようにいろいろな国に行ってたくさんのことを学びたい!と思いながら耳をかたむけました。
スカウトが手作りしたスケッチブックを使って、自分たちが調べたスイス情報やガールガイド(世界ではガイドと呼ぶ国がほとんど)の制服などを紹介。食べ物や動物クイズも出題しました。
インドにあるワールドセンターはサンガム。マスコットキャラクターは象の「サンゲリー」だそうです♪鮮やかな布類は、スカウトが身にまとってファッションショーもしてくれました!
イギリスはガールスカウト発祥の国。可愛いイラストもデコレーションもセンス抜群でした。英語も観光地も学べたので、実際にイギリスを訪れた時もばっちりです!
メキシコのワールドセンターの名前はアワカバニャ。カラフルなボックスを振ると手作り品やお菓子が飛び出してくるピニャータにびっくり!大きなパネルから顔を出して「はいポーズ♪」、メキシコで使われているスペイン語でのじゃんけんぽん遊びも盛り上がりました。
アフリカのワールドセンターはクサフィリと言います。お家の場所を1カ所に特定しないワールドセンターです。クサフィリとはスワヒリ語で「旅にでる」という意味。様々な地で、ディスプレイしたお人形のような人々ともたくさん交流できそうです。
5つのポイントそれぞれがアイデア満載で、とても楽しいツアーになりました。
ワールドセンターツアーのしめくくりには、スキャップ【成人部門】が美味しい豚汁(日本)とチャイ(インドのミルクティ)をたくさん準備してくれてぽかぽかに温まりました!
アワサンクスデイのおかげで、世界の先人や仲間にありがとう、そして79団の仲間にも「いつもほんとうにありがとう!」をあらためて伝えることができました